特大ブーメラン。

ずっとものを書きたい気持ちはあった。

書いて他人に見せたいという気持ちもあった。

メモには書き溜めた文章がたくさんある。

でもこれまで1回も他人に見せたことはなかった。

なぜか?

 

つまらない文章を書くやつを内心バカにしてたからだ。よくこんな薄寒い文章を堂々と書いて公開できるな。厚顔無恥もいいところだ。何が〇〇5選!だ馬鹿野郎と人の文章をジャッジしまくっていた時期があった。

その時に他人に向けて思いっきり投げたブーメランが大きく弧を描いて時空を超えて今、背中にぶっ刺さっている。その傷が確実に書く手を止めている。俺が書いた文章もそう思われてるかもしれないと思うと耐えられない。キツすぎる。

「特に物事を例えてる部分で個性を出そうとしてるところが鼻につきますな。」とか「浅考察、乙」とか批評されてたらどうしよう。

 

他人を見る目で自分を見ている。他人は鏡ってそういうことだったんだね。

 

だから今治療として文章を書いている。こうやって文章を書いていると今まで勇気を出して文章を公開してきた人に対してだんだん敬意を持てるようになる。他人に優しくなると自分にも優しくなれる。

駄文を公開してもいいんだという気持ちになる。

この良い循環を回していきたい。

 

とはいえここまで言葉を尽くして言い訳して書く理由を正当化しないとものが書けない。なんて情けないんだ。