我愛羅の絶対防御

NARUTO読んでないとピンと来ません。

すいません。

 

我愛羅の絶対防御は心を守るための自己正当化を表しているんだと思う。我愛羅は他人を愛すると傷つくから自分だけを愛するという意味で額に愛という文字を入れている。

たぶん我愛羅も本当は自分が正しくないと分かっている。でもそれを指摘されると心が傷つく。リーとガイ先生の絆を認めたら今までの自分が抱いてきた気持ちが間違っていたことが証明される。そういう時に絶対防御という自己正当化が思考する速度を追い越して心を守る。

思考するスピードよりも速いせいで自分の思考なのかはたまた、それとも心の自動装置が働いただけなのか皆目見当がつかない。心と思考って似て非なるものよね。

そうして長い年月を経た自己正当化は塵が積もってやがて思想となり個性となりその人と一体化する。何かの欠損を埋めるために何かが過剰になる。強く引いた弓が遠くまで飛んでいくように。


その偏りを人は個性と呼ぶ。

そう考えたら個性ってないに越したことはないな。